バリスタビログ。

一杯の美味しいコーヒーは人を幸せにします。あなただけのコーヒーコンサルタントになりたい!旅好きバリスタが海外で見つけたステキなカフェや、コーヒーについてコーヒーに興味がある初心者さん向けにその楽しさを発信しています。

バリスタとは何ぞや?

 

Good day mate!!!

旅とコーヒー大好きバリスタのTomoです。

オーストラリアにいたので、これから出だしの挨拶はこのスタイルでいこうかと思います!

オーストラリア滞在した事がある人は懐かしく感じてもらえるかと思います(^ ^)

 

今日は「バリスタ」についてのお話。

 

Baristaとは?

カフェで働いてる人の事を「バリスタ」と呼ぶのを知っている人もいるかと思いますが、その由来はイタリアのBAR(バール) で働く、コーヒーを淹れる ISTA(イスタ/人)からBaristaと呼ばれるようなりました。

美味しいコーヒーを淹れ、無駄のない美しい所作、そしてカウンター越しのお客様に喜んでもらえるようなサービスを提供出来るのがプロのバリスタだと私は思っています。

 

今はたくさんのコーヒーショップがあり、バリスタと言う職業も聞き慣れていますが、カフェで働いていれば誰でも「私バリスタです」と言えてしまいます。

コーヒー業界にいてコーヒーの事が色々分かってくると、全自動マシンでボタンをポチッと押してるお店とか、エスプレッソマシン使っているけど味の調整やスチームミルクを適当に作ってる人に

「カフェでバリスタやってます」

と言われると

「????」

と昔私は思ってしいました。

経験も知識も浅い自分は例え業務用のエスプレッソマシンを使って、エスプレッソの調整やラテアートのベースは出来ても

「私はバリスタです」

と言えませんでした。

それだけ私にとってバリスタは誇り高き職業だったのです。(大袈裟??)

 

特に資格がなくても、お小遣い稼ぎのためにバイトする学生さんでも、カフェで働いてコーヒー淹れてればバリスタと言えてしまうのです。

また、日本ではバリスタと聞くとカフェのアルバイト店員という感じが強い気がします。(最近は変わって来てると思いますが)

 

ソムリエはどうでしょうか?ソムリエと聞くとなんだかちゃんとしている感じしませんか?

ワインに関する知識が豊富で、例えアルバイトだとしても資格取得のために頑張っている人のような気が個人的にはします。

まぁ…ワインが高級レストランで提供されているのに比べると、コーヒーは単価も安いしカジュアルな空間で提供されるわけで、そういった部分でもバリスタはアルバイト店員って感じに見えてしまうのでしょう。

 

でも!!!!

 

コーヒーの世界において、バリスタというのはかなり重要なポジションだと声を大にして言いたい!

 

Specialty Coffee ~from seed to cup~

最近はスペシャルティコーヒーを取り扱っているお店が増えて来ています。

スペシャルティコーヒーと言うのは簡単に言ってしまうと、美味しい高品質のコーヒーの事です。

もっと具体的に言うと、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底している事が必須で、生産地や農園、収穫、生産処理、選別、保管、焙煎から抽出、コーヒーを提供するまでの一連の流れで、きちんと品質管理がされているものの事を言います。

つまり、「どこの国のどのエリアの◯◯さんの農園でこんな風に育てて収穫しています」というのがはっきりと分かるのです。

スーパーに売ってる野菜でもよく農家さんが分かるように顔出ししてるのありますよね?あれと同じです。

でも野菜の場合は、買った人によってその野菜がどんな形で食べられるかは変わるので、

「この野菜大した事ないじゃん」

なんて思われる事は多分ほとんどないんじゃないかと思います。

しかしコーヒーの場合は、農園からエンドユーザーに届くまでに様々な人・工程が関わります。

 

焙煎職人とバリスタ

コーヒーの生豆を焙煎し、そしてコーヒーを淹れる。

そこには焙煎する人と淹れる人がいます。焙煎士とバリスタ両方やっている方も増えていますが、多くは焙煎は焙煎士が行い、それを店頭でバリスタが淹れています。

コーヒーの豆の味を決めるのは、8割9割は焙煎にかかっています。焙煎が上手ければ大抵の抽出も上手くいきます。その豆の持つ特徴を最大限に活かし、焙煎するのが焙煎士のミッションです。

じゃあバリスタは?

丹精込めて育てた農園の豆を腕のいい焙煎職人が焙煎をし、それをいかにお客様に美味しいコーヒーだと思ってもらえるか。

そして「飲んでよかった、このお店に来てよかった」

と感じてもらえるか。

また来てもらえたら、最高ですね!

どんなに良い豆でも、どんなに上手い焙煎でもバリスタの対応次第では、そのコーヒーはお客様にとってフツー(´・_・`)だったり、マズイ(´Д` )とすらなり得るのです!!

それは単に抽出技術の問題かもしれないし、接客態度かもしれない。この辺りは、数年カフェで働いていたから痛感しております。

コーヒーの過程(From seed to cup)において最後にお客様と直接触れ合うのはバリスタなのです。

ただ愛想がいいだけでもダメ✖️

コーヒーに関する基礎知識、抽出技術、ラテアートや立ち振る舞いなど魅せ方、そして実はこれが1番じゃないかと思うけどホスピタリティーの気持ち!

コーヒーの味について、専門用語で説明されても普通の人からしたら「?」

詳しい人ならそういう説明で良いけど、そうじゃない人にその説明では伝わらない。

お客様にあった接客をしなければならないのだ。

これはどの仕事でも共通ですが、そこに加えてコーヒーの知識と技術。

これが私の思う、そして目指すバリスタです。

 

バリスタと名乗ろう!

最初に、知識や経験があまりないのに「私、バリスタです」と言うのは「????」

と私は思ったと書きましたが、そう思ったのはあくまでも「昔の私」です。

じゃあ今はどうなのかと言うと、誰でも名乗れるなら名乗ってしまおう!!

言ったもん勝ちだー!!(笑)

 

なぜそう思うようになったかと言うと…

 

当時の私は自分が頑張っているのにうまく抽出やラテアートが出来なくて自信がなかったから、自分はバリスタとは言えなかった。その劣等感から簡単にバリスタを名乗るなぁ!と僻んでいたのだと思います。

経験を積み多少は技術も向上し、お客様にも「美味しい」って言ってもらえるようになったので、自分でもバリスタと言っても良いかな?と思うようになり、次第に堂々と名乗るようになりました。

だから心に余裕が出来たのでしょう。

 

お店でバリバリ働くプロのバリスタは前述したように、そのコーヒーの持っている特徴を表現し美味しさを伝えて広める努力しなければいけない。

でも、ただコーヒーが好きで自宅で淹れるとか、誰かのために淹れたい人だってコーヒーが好きな気持ちは一緒♪

 

美味しいかどうか判断するのは飲む人であって自分ではない。結局は、人から喜んでもらえたならそれで良いのだ。

 

一杯のコーヒーで幸せを感じてもらえて、それが嬉しいならあなたもバリスタ

 

 

 

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