バリスタビログ。

一杯の美味しいコーヒーは人を幸せにします。あなただけのコーヒーコンサルタントになりたい!旅好きバリスタが海外で見つけたステキなカフェや、コーヒーについてコーヒーに興味がある初心者さん向けにその楽しさを発信しています。

欠点豆が入ってるコーヒー豆は味に影響を与えます。

Good day mate!!!

旅とコーヒー大好きバリスタのTomoです。

皆さんはコーヒー豆を買った時に、袋に入ってる豆粒をまじまじと見たりしますか?

よく見てみると色々気付く事があるので、今日はその辺りについて書いていきます。

 

 

コーヒー豆には欠点豆と言われるものがある

普段コーヒー豆を買って自宅で何気なく淹れているコーヒーですが、もし豆のままで購入しているのであれば是非一度豆のチェックをしてみて下さい!

コーヒー豆の中には欠点豆と言われる豆があり、通常ある程度のグレードの豆はコーヒー農園で選別作業が行われ、さらにお店でも焙煎前と焙煎後に欠点豆除去を行います。

なぜ欠点豆の選別作業があるのかというと、欠点豆が入っているとコーヒーの味が格段に悪くなるからです。

具体的には変な酸味があったり、雑味・エグ味があったりします。その反対に欠点豆が限りなく取り除かれたコーヒーは雑味などがなく、すっきりとした印象になります。

一粒入っただけでもその違いに気付く人もいます!

では、どんなものが欠点豆かと言うと…

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↑虫に喰われていたり、カビたりしてる豆

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↑貝殻のような豆や異形な豆

これは焙煎前の生豆の時に見つけたものです。

スペシャルティコーヒーと言う品質の良い豆でも、産地によっては結構入っていたりします。

(実際にはもっといろいろな種類の欠点豆があります)

 

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↑焙煎後に見つけた貝殻豆

 

選別作業は大変

このようによく見てみると欠点豆を発見出来るのですが、これが分かるようになるとけっこう気になります(笑)

私が昔働いてた自家焙煎のお店では普段10kg単位で6、7バッチ豆を焙煎していたので、選別作業は入念にはしていませんでした。焙煎後に気付いたものだけ取り除くといった感じでした。

その後に別のお店で働いた時は、選別作業をする役割のスタッフがいたためかなり入念に選別していました。

私も実際にやったりもしましたが、1日に何キロもの豆を選別するのって本当にしんどいです。目も疲れるし、首や肩も凝る。

でもこのひと手間をかける事でコーヒーの味は格段に良くなります。

地味な作業ですが、とても大事な作業だと実感しました。

コーヒーにハマってしまった私の友人が、コーヒー豆など売っているお店で豆を買って自宅で選別したところ、袋に入ってた豆半分が欠点だったそうです!

そこまで徹底して選別するなんてすごい…(-_-;)

まあ一般的な大量生産型のお店では、質より量だと思うのでそこまで細かい選別はされてないのかもしれないですね。

 

欠点豆でコーヒーを淹れたら?

もし自分で選別作業をして、ある程度欠点豆を見つけたら今度は欠点豆なしの豆と有りの豆でコーヒーを淹れて飲んだら違いが分かると思います。

私も実際に試した事があるのですが、欠点豆一粒でも何となく分かりますが、言われなければ気付かないと思います。(言われても気付けないかも?)

 

が!

 

もしそこにもっと入れたら違いははっきりと分かるはずです!

私の友人のように買った豆の選別をしたら、半分が欠点豆だったということもあるのでそのまま飲んでしまっていたらかなり雑味やエグ味を感じていたと思います。

とは言っても、それがコーヒー。

コーヒー=苦いもんでしょ?

と認識していれば、特に気にすることもなく飲んでしまうでしょう。そういうコーヒーが好きって言う人もきっといるし。

 

 

色々な楽しみ方がある!

ずっと苦い味のコーヒーに慣れていたらそれが普通なので

 

「コーヒーの味はこれが当たり前。だから酸味があるのは好きじゃない。」

 

となります。

でもコーヒーも産地による特徴の違いや焙煎具合で変わる味の違いがあるし、ハーブティーのように気分で飲み分けても良いんじゃないでしょうか?

 

そもそもスペシャルティコーヒーに浅めの焙煎が多いのは、その豆に良質な酸味や甘さ、複雑な風味や香りなどがあるからです。深煎りにしてしまうと酸味はなくなり苦味が強くなります。良質な酸味や甘さを持つ豆を最大限に活かしたいので、浅煎りにする傾向にあります。

もちろん、フルーティーさをわずかに残しつつ、万人に飲みやすい深煎りにしてバランス良く仕上げる事も出来ます。

 

言い方は悪いですがあまり質の良くない(欠点豆がたくさん入ってる)豆を深煎りにしてしまえば、苦いだけの味になり豆の特徴なんて消えるので、良い豆ではない事を隠せます。

 

結局、舌が慣れて(肥えて?)くると、苦いだけのコーヒーは飲みたくなくなります。その苦味が良い苦味なら良いのですが、安いコーヒーは焦げてるような味がします。

その逆も然りで、どんなに良い豆でも浅煎りに慣れてない人は酸味に対して敏感で、美味しいと感じる事が難しいと思います。

苦いコーヒーに慣れている人はいきなり浅煎りに行かず、中煎りくらいから徐々に浅煎りにしていくと不思議と酸味のあるコーヒーが飲めるようになります。(私もそうでした)

好き嫌いはあると思うし、コーヒーにそこまでお金も時間もかけたくない人はスルーして下さい。

でも自分で淹れる事に興味があったり、色々なコーヒーを知りたいと思う人には是非とも品質の良いお豆をお試し下さい!

そして仕事の時はガツンと苦めの深煎り、休みの日は華やかな香りやフルーティーな味でリラックス出来る浅煎りにするなど、気分によってコーヒーを選べればより一層、コーヒータイムを楽しめると思います♪

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