バリスタビログ。

一杯の美味しいコーヒーは人を幸せにします。あなただけのコーヒーコンサルタントになりたい!旅好きバリスタが海外で見つけたステキなカフェや、コーヒーについてコーヒーに興味がある初心者さん向けにその楽しさを発信しています。

日本ではドリップコーヒーが多いけど、海外ではエスプレッソ系コーヒーが多いのはなぜ?

Good day mate!!!

旅とコーヒー大好きバリスタのTomoです。

スペインに到着してから1週間が過ぎました。

これから約3ヶ月間こちらに滞在します。

その間にいろんなカフェをまた散策したいと思っています。

 

 

海外はエスプレッソ派、日本はドリップコーヒー派? 

どうして海外ではエスプレッソ主流で、日本ではドリップコーヒーが主流なのか考えてみた。

皆さんは普段どんなコーヒーをよく飲みますか?

日本では100円でコンビニコーヒーが手軽に買えたり、全自動マシンをお家に置いていたり、喫茶店のマスターがじっくりドリップしてコーヒーを淹れてくれたりする文化もあるので私の印象ではドリップコーヒー派が多いような気がします。

でも海外だと断然エスプレッソマシンを使ったコーヒーが主流です。

エスプレッソマシンを自宅に置いてる人もいるし、マキネッタでエスプレッソを気軽に楽しんでいる人もいます。

現在私はスペインにいますが、イタリアと同じように街中にはコーヒーバルがあります。

そこで見かけるのはエスプレッソやカフェコンレチェ(カフェラテ)など飲んでいる人ばかりです。

ドリップコーヒーなんぞそもそもメニューにありません(笑)

私が主に行くコーヒーショップは伝統的な昔ながらのバルではなくて、「スペシャルティコーヒー」の取扱店なので、そう言ったお店にはフィルターコーヒー(ドリップコーヒー)があります。

でもなぜ海外にはエスプレッソ系メニューが多くてドリップコーヒーはあまり見かけないのか前から不思議に思っていたので調べてみました。

 

エスプレッソの発祥の地といえばイタリア!エスプレッソマシンとエスプレッソの歴史

エスプレッソと言えばやっぱりイタリアですよね!

1901年に世界で最初のエスプレッソマシンが発明されたのですが、当時は非常に大型でした。

1950年代に入って、ミラノを本社とするラ・チンバリ社がコンパクトなエスプレッソマシンを作り、一般の人が気軽に飲めるようになりました。

その後、マシンメーカーが増え始めると共にエスプレッソもヨーロッパ各国へ広がって世界中に普及しました。

エスプレッソとは、圧力をかけたお湯で短時間に一気に抽出するコーヒーのことで、イタリア語で「急行」という意味の言葉が語源です。

短時間に一気に抽出することで、コーヒーの雑味は出さず旨味が凝縮された濃い味になります。

昔はエスプレッソ=苦い

と思っていたのですが、

実は苦いのではなくコクがあって濃いコーヒーだったのです!

(もちろんコーヒーの苦さはあります。それに上手に抽出していないと雑味も出ますが・・・)

イタリア人はここによくお砂糖を入れて飲んでいます。

濃縮されたエスプレッソにお砂糖を入れるとまるで焦がしキャラメルやチョコレートのような甘さになってとても美味しいですよ(^^)

オーストラリアやアメリカなどもイタリア系移民の人が、エスプレッソの文化を広げてエスプレッソ系ドリンクが主流になっているのだと思います。

そしてカフェ自体も立ち飲みスタイルが多いので、ゆっくりのんびり過ごすよりも出勤の前や、仕事の合間にサッと飲んで行くスタイルが主流です。

 

 

余談ですが、私の印象だとここスペインではまだ伝統的なコーヒー文化が強く、スペシャルティコーヒーのお店はオーストラリアに比べると少ないし、クオリティもやや低いです。もっとメルボルンのように美味しいコーヒー屋さんが増えてほしい!(心の叫び)

 

日本のコーヒーの歴史

日本のコーヒーの歴史について調べてみると、コーヒーが日本に伝わってきたのは江戸時代の中頃のようです。

長崎から入国したオランダ人によってコーヒーは持ち込まれました。

しかし、当時の日本人にとってコーヒーの味は、とても口に合わないもので受け入れられませんでした。

時代は流れ明治の終わり頃になると、日本に喫茶店の文化が根付き始めます。

この頃から銀座にカフェパウリスタやカフェプランタンなどの喫茶店がオープンしていきオシャレに関心が高い人や、芸術家などが集まり人気となっていきました。

気軽にサッと飲むエスプレッソよりも、本を読んだり、タバコを吸ったりしながらコーヒーを飲んでリラックスするこの喫茶店文化が日本のカフェスタイルになり、今も「カフェではのんびり過ごす」と言う考え方になっているのかなぁと思います。

エスプレッソよりもドリップコーヒーの方が量も多いし、ゆっくりと時間をかけて飲めますしね。

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まとめ

イタリアから世界中に広まったエスプレッソ。

だから海外ではエスプレッソマシンがどこにでもあり、短時間で提供できるエスプレッソ系ドリンクが主流。

そして日本では、喫茶店からコーヒー文化が広まりドリップコーヒーやサイフォンコーヒーなど海外とは違うスタイルが主流になっている。

また日本には缶コーヒー、インスタントコーヒー、ドリップバッグなど

外国人もびっくりするくらい様々なスタイルで楽しめるようになっていますね。

それぞれの歴史を辿ると、現代のスタイルになっている背景が見えてきて面白い。

 

私は自宅ではドリップコーヒー派です。

また、豆の特徴のあるものなどもドリップの方がより感じられるので、ドリップして香りやフレバーを楽しみます。

お店で飲むときはどちらかというとエスプレッソ系ドリンク(ラテ、フラットホワイト)を飲むことが多いです。

バリスタとしてお店で淹れるのもどちらも面白いと感じます。

エスプレッソ系だとやっぱりラテアートをするのが楽しいですし、ハンドドリップも上手くフレバーが出せると嬉しくなります。

スペインに来てからは、一緒に住んでいる相方くんが毎朝エスプレッソをマキネッタで淹れて飲んでいるので、私もラテにして飲んでいます。

海外にいるとやっぱりエスプレッソ系のコーヒーをたくさん飲む機会が多くなってしまいますね(^-^;

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↑相方くんが毎朝愛用しているモカポット

 

 

 

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↑私はこちらのタイプで色がレッドのマキネッタを持っています

 

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 スペインでカフェ巡りの過去記事はこちら。

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